アジャイルサムライ #agilesamurai

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

レビュアーとして

僭越ながらレビュアーの一人として参加させて頂きました。錚々たる面々の中で自分ができることをしたつもりです。
レビュアーを選ぶときに、それぞれの切り口を期待してレビュアーを選考されていたみたいですが、自分がどういう役割で選ばれたのかは謎のままでした。

内容について

監訳者・レビュアーの方々含めて多数の記事が上がっているのでそちらを参考にされた方が適切かもですが。内容としてはアジャイルなソフトウェア開発の概要から実践的な例までコンパクトに解説しています。
アジャイルってなに?」という方は迷わず本書をお取りいただいければ、と思います。

本書で大事だと思うところ

  • なにより顧客へ継続的に価値を届けることがアジャイルだと説いていること
  • ユーザーストーリーの完了とは即ちリリース可能な(=お客さんに価値を届けられる)状態を意味するということ
  • アジャイルであることが大切なのではなく、プロダクトを素早く継続的にお客さんに届けることが大切であるということ*1

レビュー概要

  • @ryuzeeさんのスタートダッシュ
  • WACHIさんのレビューはチート(翻訳者の一人に名前を入れてもいいんじゃないかと思うくらい)
  • @kakutaniさんはカンフー・パンダが好き
  • 後半に@miholovesqさん(松井世代)が覚醒
  • 最後の最後の方で素敵なコラムが追加
  • 監訳者あとがきにみんな感涙*2

オーム社さんの執筆システム

詳細はこちらをどうぞ http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/1/16
レビュアーとしてはビルドされたpdfをダウンロードして読み込んでフィードバックするだけなのですが、それでも生原稿がどんどん改版されてリビジョンがあがっていくのを見てると、すごくワクワクさせてもらうことができました。貴重な体験でした。

ということで良い本です

買って損はしない本です。ホントは自分がフィードバックした箇所を逐一あげて自慢したいのですが、そんなことをしてこの本の価値が下がったら困るのでしません。
見かけたら手にとって読んでみてください。アジャイルについてわかった気になれると思います。わからなかったとしてもあなたのソフトウェア開発にかける情熱を失わないでいて欲しいと思っています。

from a heartful Redmine user.

*1:メタプログラミングなんてない!すべてはプログラミングだ!に通じるものを感じますね

*2:推測