技術は進歩

がんばれ社長というメールマガジンを購読している。かれこれ3年以上、購読している(途中でいくつかの間はあるけど)
http://www.e-comon.co.jp/index.php
今さっき送られてきた内容にインスパイアされて何か書きたくなった。あまり意味はないと思うけれど。
タイトルは『最新クラブを最新スイングで』というもので、アテネ五輪の話題から記録の更新のために技術は日々進化しているという話で始まっている。

さて、あらゆる競技種目で優勝記録が更新されていく。走ることも
泳ぐことも投げることもどんどん強くなっていくのがアスリート達の
世界だ。たとえば、1984年のロス五輪で森末慎二選手は鉄棒で10点満
点を出して優勝したが、今の採点基準では8.10にしか相当しないとい
う。選手が繰り出すワザが年々高度化し、神業レベルでの勝負になっ
てきているのだ。

8.10というのは凄い。完璧の内容からここまで落ち着いてしまうとは想像し難い。単純に考えるのなら、今もしも世間的に完璧と評価されるものでも、20年後には、81点と評価されるようになってしまう。
メールマガジンはさらにイチローの夏場の驚異的な活躍にふれ、独自の調整法を編み出しているイチローの進化への情熱を指摘している。話はそしてプロゴルフへ、、。

●最新クラブを最新スイングで。

この流れは、プロゴルフにも波及している。今年プロに転向していき
なり大活躍中の宮里藍選手。彼女の強みは、最新クラブを最新スイン
グで振ることにある。

古いクラブを振るのに必要なスイングと、新しいクラブを振るのに必
要なそれは異なるそうだ。従って、古いクラブで勝ってきた選手も、
新しいクラブや新しい振り方に対応していないと勝てないというのだ。
タイガーウッズといえどもそれに対応していないと賞金ランキングで
苦戦する。

(参考:月刊ウェッジ2004年8月号 81ページ)

そして最後にこう締められている。

●最新クラブを最新スイングで。

これをあなたの仕事に当てはめて考えよう。
あなたにとっての最新クラブとは何だろうか。
あなたにとっての最新スイングとは何だろうか。

普通に考えればこの話はスポーツ全般の世界に限定されない。特に技術の進歩が早いと言われるIT業界では、確実に無視するわけにはいかないだろう。
そして、いま世の中に完璧と呼ばれる技術がどれだけあるだろうか。完璧なプログラミング言語、完璧な開発プロセス、完璧なシステム設計、完璧なプログラム設計。。。
そんな技術の数々でさえ、今後20年と生き続けることはできるだろうか(という話は一般論かな)