ドメイン特化についてまとまりのない文章を

最近、ドメインに特化するという観点でいろいろと考える。
汎用的なプラットフォームを選んで、ドメインに特化したプログラムを作り上げる。
オブジェクト指向はいわゆるプラットフォームである。オブジェクト指向はまさになんでもありのオブジェクト論でなりたっていて、1人の人間が作り出したオブジェクトの世界は、他人には伝わりにくい。
まとまりのないオブジェクト指向の世界に夢を見てしまうと、その無限の可能性に希望を感じ、オブジェクトさえあればなんでも思い通りにできてしまうんだ、と勘違いしてしまう。
もちろん、そんなことができるのは1部の優れた人たちだけなんだ。言葉は自由だ。制限がない、しかし、誰だって綺麗な言葉を使って優れた文章をかけるわけではない。
真っ白なキャンパスに真っ直ぐな線を引きたければ、真っ直ぐな線を引くためのテンプレートが必要なんだ。なんでもありのオブジェクト世界でも、なんでも描けるキャンパスでも、そこに何かを作ろうと思ったら、そのドメインに沿ったツールを使う必要があると思う。
だからソフトウェアの世界にはフレームワークが生まれた。何でもできるのに何もできない世界に道を作るように。