Life is beautiful: 悪徳マルチ商法の被害者をインタビューしてみた
ぼく自身は別に被害があるわけではないけど、想うところが多くあったのでJavaBlackさんばりの「本文引用」で書いてみた。ちなみにマルチ商法というのはマルチ・レベル・マーケティングの略称。詳細は連鎖販売取引 - Wikipediaを見れば大体わかる。
その組織体制からネットワークビジネスとも呼ばれる。一見するとIT系の用語と間違えそうになるから性質が悪い。
「マルチの被害者」という点を除けば今のぼくの状況とほぼ同じ^^;(一応自分の貯金で生活してるからニートではないと思ってるけど...)
もう少し傘下の会員を増やすことができれば、何もしなくても黙って月70万円の収入が入ってくるようになる。」
具体的な金額を出して相手を騙す(ことに近いことをやる)のがマルチの特徴。月70万円なんてまだ可愛い方じゃないだろうか。
その青年は数ヶ月前にネットワークに参加し、すでに20人の会員を傘下にリクルートしたという。その青年の恋人、後輩、友人に始まり、さらにすでにその人たちの知人にも広がっているという。
これはひどい
いずれはその友人たちをすべて失うことになるだろう。確実に、是非も及ばず。間違ってもマルチをするときにそんなことはするべきではない。
この時点であきらかにおかしいことに気づかないとダメ。逆にいえばこれにひっかかるようではその人の人生はもう終わってるようなもの。
「貯金がない場合には、消費者金融から借りてもらう」
もうここまで来るとメチャクチャ^^;返済できなくなったときに自分は責任を取るつもりはあるのだろうか・・・?
「フリーターやニートにとっては、安定した収入を確保することはとても重要。そのための投資だと思えば、35万円は安いもの」
働け!!^^;
私が「ねずみ講って何か知ってる?」と尋ねると、「聞いたこともない」という(学校ではいったい何を教育しているのだろう)
すくなくとも、ぼくが住んでいた、ど田舎の学校ではマルチ商法(ねずみ講)の危険に関するポスターが貼ってあった。おそらくこのインタビュアーのニートさんは相当な○○なんだろう。
彼は、本気でこのネットワークが会員のためになると信じているのだ。ある意味で、「自分だけが儲かれば良い」と思って他人に入会をすすめる確信犯よりもたちが悪い。
こういう考えはある種の宗教的なものに向かっていく。オウム真理教的な考え。(だと、最近、村上春樹の「約束の場所で」を読んでいたので思った)
結局のところ、彼自身がこのシステムの異常さに気が付いて目を覚ましてくれることを願うしかない。
気づいたころにはお金も友人も全て失うことになるのではないだろうか。まあ、それはしょうがない。自分で選択した人生なんだから。
と、ここまで書いてなんですが
ちょっと前まではぼくもマルチは全否定でしたが、ここで書いたような悪質な場合を除けば、マルチ自体は悪いものではないと思ってます。
ただし、ネットワークを拡大していくときに注意しないといけないことがあります。それは「お金の関係で」続けられる人脈をつなげていくことです。間違っても親しく遊ぶ人を誘うべきではありません。
そんなことをしなくちゃいけないようでは、マルチには向いていません。あきらめるべきです。
世間一般ではそういう認識がないので、騙される人は減らず、悪いイメージだけが広がることになります。