保険会社のシステム(から携帯電話のシステムへ{そしてSI業界へ...})

保険会社のCMを見てると、各社とも新しいプランを必死に訴えている。ぼく自身は保険会社なんて興味の欠片もないのだけど、1つ気になることがある。
新しい保険のプランを作るたびにシステム化はそれに追いついてるのだろうか?おそらく保険ビジネスの展開にシステム化は必須だろうし、プラン変更に柔軟に追従できるだけの柔軟性を持ち合わせていないといけない。なんとなく大変そう。と思った。
同じようなことは携帯電話のシステムにも言える。この業界も廃れが激しいので、携帯電話を作る会社(SHARP,NEC,SONY...etc)も、サービスを提供する会社(DoCoMo,au,softbank...etc)も必死だろう。ユーザーに魅力ある料金プランを絶えず練り直さなければいけない。
このときに問題になるのが、過去の料金プランとの互換性になる。従来の料金プランを維持しつつ、新しいプランを追加しなければいけないのだ。これは簡単なことではない。
特にSoftbankなんかは、東京デジタルフォン、J-PHONEVodafoneが展開していたシステムを引き継がなければいけない茨の道だ。想像しただけでもゾッとしてしまう。
ちなみに上記ではデジタルフォン、J-PHONEと簡単に書いたけれど、この頃は地域ごとにバラバラのシステム化(全国にいくつあったっけ?)をしていたため、実際にはSoftbankは無数の過去システムとの互換性を維持した上で、ゴールドプランホワイトプランを展開しなければいけない。そんなこと簡単にできると思いますか?(まさか!)
ITを駆使しきれていない(自称)IT屋がいくら頑張ったって現状のIT(←SI業界全体を指してます)では満足できるビジネス展開なんてできるはずがない。
新しいパラダイムはいつ起こるんだろう…?