明暗

「こころ」は漱石を代表する作品の1つだと思う。しかし「こころ」は読者に疑問を投げかけたままで終わっている。少なくともぼくはそう感じた。
それに対する答えを「明暗」によって、漱石は現そうとしたのかもしれない。もちろんこんな考えは、いくつもある解釈のうちの1つに過ぎないのだけれど。