読書
今週末に勉強会があるので買うことにしました。 ついでに最近ケースが届いてかっこよくなったDP2と一緒にパチッ。
この本を読むことは深い衝撃を受けることになる。物語としての救いはなく、あるのは荒廃と憎しみと叶えられない求愛だけだからだ。 だけど僕はこの本をできる限りたくさんの人に教えたい。そして一人でも多く読んで欲しいと思う。この本に書かれている話につ…
ぼくのイメージでは漱石といったら学生のときに国語の教科書に出ていた「こころ」なんだけど、「坊ちゃん」を読み三部作を読み、「行人」「明暗」「鉱夫」「猫」と続き、そして虞美人草。 新しい小説を読むたびに新しい発見がある。(まあ、こころと行人と明…
再読した。再読のはずなのに、話の内容をずいぶんと忘れていた。読み終わってからアフターダークを眺めてみたら、やっぱりこっちもどんな話だったのか、まるっきり思い出せない。歳を重ねてしまったのだろうか、特に記憶に残る物語ではなかったのだろうか?…
引用の引用ですが... <村上春樹さんの回答> 我々はみんなこうして日々を生きながら、自分がもっともよく理解され、自分がものごとをもっともよく理解できる場所を探し続けているのではないだろうか、という気がすることがよくあります。どこかにきっとそう…
次は何を読もう?
長いこと通勤読書を続けた結果、ようやく解題の後半まで来た。やっぱり読書は楽しい、と感じたいならドストエフスキーは手放せない。
読書について文章にするのは久しぶりかもしれない。このシャイニングはモダンホラー作家として有名なスティーブン・キングが1977年に書いた小説。ぼくが生まれる5年前ということになる。今年で三十路。 とまあ、そんなことよりも、この小説はとても素晴らし…
昔、この映画が日本で上映されたときに、ジョン・コーフィー役の俳優が田中麗奈と何故か対談(?)みたいなことをしていたのを覚えている。当時も今も流行りモノには興味がない性格なので、特に気にすることはなかった。 そして10年近く過ぎた今、ブックオフの…
楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)作者: (株)スターロジック羽生章洋出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2006/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 72人 クリック: 940回この商品を含むブログ (120件) を見る改訂新版 反復学習ソフト付き SQL書き方ドリ…
1人の秀才が悲しみと復讐を超えて怪物になるまでの物語。 広島出身の紫夫人の家宝がなぜ伊達政宗の面なのか、日本人としては残念な感が残った。それに、この設定は多少の無理がある。だって「羊たちの沈黙」でも「ハンニバル」でもハンニバル・レクターは日…
同期の送別会の帰りに電車の中で読もうと思って購入。結局、電車の中では最初の数行を読んだだけで眠りについてしまった。*1 ところで、本の中身はまだまだ読んでいないんだけど、冒頭に「フィッツジェラルド体験」なる翻訳者の個人的な想いをつらねるのはい…
圧倒的に面白く、かっこよい。ハードボイルドの原点。読むことに飽きない。1人称の文体を引き立てて、上手に推理小説を作り上げている。 アメリカ人の80%〜90%はとんでもない偽善者でクソッタレだけど、数少ない天才は確実に世界へ衝撃を与えている。レイモ…
こんな、はてな質問が出てました。あなたの人生に衝撃を与えた1冊を教えてください。 簡単な内容と… - 人力検索はてな 質問の面白さに比べて回答のつまらなさが目立ってる感じがしますが、ぼくのマイベストはなんだろうと考えてみました。 これから何冊も本…
正月は実家で読書をした。それがこの小説。 カフカの小説は最初にこの「変身」を読んで、その次が「城」それから「審判」「寓話集」「短編集」と読んで、そして今回また「変身」を読んだわけなんだけど、やっぱりカフカの小説の中ではこの「変身」が一番面白…
ここのところ、小説やちょっとした読み物を読むときはなんとくなく意識をしてしまうことがある。ぼくは小説の中に「救い」を求めている。いつからそんな気持ちになってしまったのだろうか。 おそらく、そう、それは「心臓を貫かれて」を読んでからだ。ぼくは…
村上春樹 翻訳のギャッツビーを読んでる。村上春樹の訳にしては、すこぶる文章が読み難い。(もちろん村上春樹の他の翻訳作品と比較すれば、の話だし、村上訳以前の翻訳モノと比べれば良いですけど) この作家の力を持ってしても、グレート・ギャッツビーとい…
バブル経済絶頂の時代に書かれたこの小説。村上春樹の著作にしては珍しくメッセージ性の強い作品になっている。 文庫版のP.211より引用 「そういう考えは本当に下らないと僕は思う」と僕は言った。「後悔するくらいなら君ははじめからきちんと公平に彼に接し…
訳が良いらしいです。
出てました。グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 23人 クリック: 170回この商品…
「ノルウェイの森」を薦める人の気がしれない。大抵はそういう人の意見を読んでも参考になることは少ない。 ぼくは「ノルウェイの森」に対して随分と流行が過ぎ去った後に読んだので変な先入観を持たずに素直に入れた。(この本を読む前に「ねじまき鳥クロニ…
ずいぶんと前に読み始めたのにいまだに3分の1も読了できない。まあ読む時間が行き帰りの地下鉄の中くらいしかないから遅々とした進みはしょうがないけど。 それでもアフターダークは3日で読み終わったし、この小説の1節目の非常にコンパクトで軽快な文章は読…
村上春樹の作品は3種類ある。「蛍」、「TVピープル」、「神の子どもたちはみな踊る」などに代表される短編小説。 それから、「世界の終わり〜」、や「ダンスダンスダンス」、一番最近でいうと「海辺のカフカ」のような作者の顔ともいえる長編小説の数々。村…
会社の帰りに久しぶりに本屋に寄ってみた。パッと文庫化されたアフターダークが目に飛び込んできた。「後でレジに持っていこう」と思いながら店内をぐるりと回ろうとしたら、今日は祝日なので早めに閉店するとのこと。 少し慌てながら、平積みされた本の山か…
このブログに影響を受けて、書店にて購入。仕事終わってから何もすることなさそうなのでじっくり読んでみたいと思う。
読むのに10日ほどかかった。毎日の通勤時間に片道20分ずつ10日間しっかり読み通した。 だから通勤時間だけを使って読めた、という意味ではぼくとしては早く読めたと思っている。(最後のいくつかの短編とあとがきは今こうして読み終えたわけだからすべてとい…
「村上春樹翻訳ライブラリー」と銘打って表題の書物が文庫化されてたので買ってみた。本当はドストエフスキーの「白痴」を買おうと思ったんだけど、この種の本なら古本で買った方が良いな、と思ってやめた。 この翻訳集にはレイモンド・カーヴァーがいて、テ…
以前に読んだのは高校生の頃だろうか。古くなった装丁になつかしさを感じる。 この物語は、そっけない文章の中にバイキングの力強い生活を感じられる良書だ。 「北欧神話」「サガ」と日本のゲーム産業に与えた影響は決して少なくない。 ただ、物語中に出てく…
G.Wだからって思い切ってしまった。ストーカー [DVD]出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー発売日: 2002/12/16メディア: DVD購入: 2人 クリック: 94回この商品を含むブログ (75件) を見るシティ・オブ・ゴッド【廉価版2500円】 [DVD]作者: アレッシャンドレ・ロ…
(ぼくが愛する多くの小説と同じように)まるで自分の想いがそのまま話として書かれているかのような物語。しばらく前に1人の女性に白夜を貸したことがある。その人は「出だしが素晴らしい」と言っていた。 ぼくも白夜の出だしは素晴らしいと思う。出だしだけ…