ティム・オブライエン - 「本当の戦争の話をしよう」

ずいぶんと久しぶりの読書をしたような気がする。この本は1年ほど前に知った。本のタイトルになっている「本当の戦争の話をしよう」の一編だけを読んで、いつか残りの全部を読んでやろう、と心に誓った。
そう、ぼくはティム・オブライエンの作品が大好きなのだ。そしてオブライエンを解説する村上春樹の文章が好きだ。
想像力。これが2人の作家を結ぶキーワードだとぼくは思っている。小説がいかに芸術的なものなのかを、この2人の作家は教えてくれる。