2005-07-11から1日間の記事一覧

夏目漱石の「門」を読んでいる。この本を読むのは2回目になる。 「三四郎」、「それから」に続く3部作の完結を担っているこの物語は、不思議なくらい何も語らない。話全体が殆ど前に進まない。小説の冒頭から終わりまで、語られることは何もない。 登場人物(…

羊たちの沈黙

小説を読む前に、映画で見ておきたかった。ちょうど2枚組みで2000円という価格でDVDが売っていたので、「ファイトクラブ」とセットで買った。 この話は、ホラー小説である。しかし、いくつかの映画に関してはある意味ではジャンルを超えた芸術を感じさせる。…