オブジェクト指向の本質

こちらはSmalltalkで有名な青木さんが書かれたオブジェクト指向についての書籍ページです。
http://www.sra.co.jp/people/aoki/IntroductionToOOAOOD/chapter2/Chapter2.htm
このページの冒頭にこんなことが書かれてあります。

オブジェクト指向の根幹が擬人化や比喩であり,コミュニケーションを通して,それらを共有することであると言及することになろう。心理学者である岸田秀氏の言葉が,端的にオブジェクト指向の本質を物語るので引用しよう。

「意味とは,どう転んでも,物には還元できないのであった。物は物自体として存在し得るが,意味は意味自体としては存在し得ない。意味が存在する以上,意味を伝える者と,意味を受け取る者とが存在しており,両者のあいだにコミュニケーションがあるのでなければならない。意味の存在は,それを了解する他者の存在を予定している。」 ----岸田秀「擬人論の復権」[1]

http://www.sra.co.jp/people/aoki/IntroductionToOOAOOD/chapter2/Chapter2.htm

さて、問題です。

この文脈で語られている「オブジェクト指向の本質」で重要なのは、オブジェクトでしょうか?それともメッセージングでしょうか?